1・牛群検診サービス

繁殖検診・BCS・体格測定・乳検データ・飼料設計調整により牛群の健康コントロールを行い,健康でより高い生産性を追求します。

●アーリー・フレッシュチェック

分娩後1週間より超音波検査によるフレッシュチェックを行い,子宮炎・子宮内膜炎・子宮蓄膿症ならびに子宮回復不全などの子宮異常牛を摘発し、早期の卵巣機能回復の診断を行い、必要に応じて加療します。

●繁殖検診

分娩後、農家が設定する任意授精待機期間(VWP)を越えて発情を示さない牛、ならびに妊娠診断で不妊と診断した牛に対して超音波検査を実施し,最適な繁殖治療を行います。

●妊娠鑑定

授精後可能な限り早く(授精後26日より超音波検査を実施)妊娠鑑定ならびに双胎妊娠診断,早期胚芽死滅(EED)を摘発し、繁殖リスクを最小限に留めます。

双胎妊娠

●BCS測定

牛群検診に合わせてボディーコンディションスコア(BCS)を測定し,その時点の牛群の健康状態を把握し,その推移により牛群全体の健康状態をチェックし、改善のサポートをいたします。

BCSが適正な牛(3.25-3.75)の妊娠陽性率は高い!

2.飼養管理サポート

畜舎衛生・飼養衛生・搾乳衛生・分娩管理・育成管理・ワクチネーションなどを分析探求し,それぞれの農場に適した衛生・管理方法を提案します。

飼養管理診断

乳検データや旬報(生乳受託報告書)などの情報からタイムリーに牛群を診断し、BCSの増減の要因を究明し,飼養に関する提案を行います。

潜在性低カルシウム血症の予防対策

分娩後の牛の血液を採取し、Ca、リン(iP)、マグネシウム(Mg)を測定して、分娩後の潜在性低Ca、ip、Mg牛などを検出して予防対策を提案します。

潜在性ケトーシスの予防対策

分娩後1週間からのフレッシュチェック時の牛の血液を採取してケトン体(BHBA)、遊離脂肪酸(NEFA)などを測定し、潜在性ケトーシス牛の検出と早期予防、治療を行います。

出生後の子牛の健康診断

生後1週間までの子牛の血液Brix検査により、移行免疫の良否を判定し、ミニプロファイル、その後のデイリーゲイン(日増体量)により、育成牛の健康診断を実施し、その対策を提案します。

 

移行免疫測定のための採血

採血時には牛にストレスをかけない(無保定)

 

 

Brix計を使用した移行免疫測定

3.教育サポート

●畜産農家,後継者,従業員、臨床獣医師の研修のためにセミナー、バーンミーティングを行い,牛のハンドリングから健康検査,管理技術などの研修を通して,実践的な人材を育成し、より高い安定した畜産経営に貢献します。

デイリーサマーキャンプにて

4.診療サポート、研究サポート

協力農家のためのそれぞれが求める診療体制を構築し,農家のニーズに沿った検診サービス(繁殖検診・群検診・予防衛生)を提供します。

協力農家,関連会社,団体,獣医師のための業務遂行上の研究に対して,それをサポートする。連携協力する農場において,家畜および農場の管理技術に関する臨床研究を構築,提供し,その成果を協力農家、関連会社および団体に還元します。

5.情報発信、国際貢献

全ての牛やその関係者たちのために、国内外の学会に参加し、専門雑誌、情報誌および講演活動を通じて、新しい発見、新しい管理技術を発信、普及啓蒙します。

●JICAなど海外からの留学生や研修生の教育研修、海外へのセミナー開催や国内外で開催される国際学会において情報発信および収集を行い、国際貢献に勤めます。

 

 

 

 

 

↓ JICA研修写真

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